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yawarakado

青少年鍼灸。春はわかもの、ようよう青くなりゆく…⑥

前回からの続きです。

今時の若者は、人間関係においても、とんでもなくハイリスクローリターンになりがちです。


はたから見ていると…本来こうであってほしい経験、つまり…共に楽しい時を過ごし同じ空間を共有しそれぞれが個性を生かして深く語り合う経験はごくわずかのようです。

皆で仲良く過ごして、こころ、からだ、あたまが同時に、楽しく満たされ、癒しにもなり、向上してゆくことからなんとかけ離れてしまったことか!!

本人の五感とハートの発達は置いてきぼりで、情報ばかりが一人歩きしています。


また、一緒にいる時ですら、それぞれがメールやSNS等で、その場にいない人とばかりやり取りしています。


そのくせそのメール等で心満たされることもあまり無く…

互いに大して実の無い情報を丸投げしあっては右往左往し、消耗することのほうが多いとのこと。


東洋医学ではこの状態

・対人関係での喜びや満足が少なくて

・人に気をつかってばかりで

・自分を満たせない

…等々は、脾(ひ)を弱らせる一因と考えます。

東洋医学でいう脾は、飲食物を上手に消化、吸収し、こころやからだやあたまのために有効活用することをメインの仕事にしています。なので、脾が弱ると、人生全般が下り坂に…。

また、自分をしっかり保ちつつ人々と良い対人関係を築くのを助けるはたらきもあるのでこちらもやはり弱ります。

つまり…

人に気をつかいすぎて脾が弱り

 ↓

結果、脾が弱ったせいで対人能力が下がり

 ↓

対人能力が下がってへこんだせいでますます消化能力が下がり

 ↓

それゆえ人とやり取りする元気を食物から生み出せず

 ↓

そして以前なら楽々、ちゃっちゃとできたやり取りですら、失敗し、ますます自分に自信を無くし

 ↓

もうどうしていいか分からない…

の悪循環に。


そうそう、この悪循環は、恐ろしいことに、

「迷った挙句なぜかXを選ぶ」

という、苦しい優柔不断をも生んでしまうのです!!


自由も選択肢も多いけど、その分自己責任の厳しさも伴うこの時代…

表面的にはやさしくおだやかだけど、支え合うゆとりは正直無い、という昨今…

このXを選びがちな状態は致命的ですらあります。


それなのに今の時代は、若者の脾に負担がかかることばかりなのです。

そこで、東洋医学の出番です!!

こういうことについて、すでに歴史もノウハウもあるのが、東洋医学のいいところです。

(気分は、ドラムロール、デロデロデロデロ…ジャジャーン!!です)

・・・次回につづく

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