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​初回カウンセリングの重要性

初回はカルテご記入も含め30~1時間程、主訴や症状はもちろんですが、幼少時からの体質、生活状況、どういう生きがいやストレスが多かったか、生理から更年期まで、シニアになってから、そして、血縁者のご病気や死因等が分かると、貴女にピッタリの経穴の組み合わせや施術の方針、内容が確定できます。

 

  • 鍼と灸は気を届ける道具にすぎません。カウンセリングがおろそかなままでは、鍼は単なる金属の棒、灸は単なるヨモギの葉の産毛です。貴女からの情報と鍼灸師の見立てと技術で、道具に命が吹き込まれて、力を発揮できるのです。

 

  • 東洋医学の診断法や見立ての技術には、望(ぼう)、聞(ぶん)、問(もん)、切(せつ)があります。

 

 望診(ぼうしん):目で見て判断、視覚情報。顔色、肌、姿勢、舌診等。

 

 聞診(ぶんしん):声のトーンやしゃべり方を耳で聴き分ける。(具体的な内容は問診で)

          また、体の匂いをかぎ分けたり、便や尿については患者本人からお聞きする。

          (ちなみに香道でも、香りを聞くといいます。どちらも伝統的な技術や文化です。)

 

 問診(もんしん):西洋医学の問診と同じ。会話やカルテにご記入の内容等、言語による情報収集。

 

 切診(せっしん):西洋医学の触診とほぼ同じ。冷えや熱、痛み、関節可動域、肌などに触れて判断。

          加えて、脈を細かくチェックし、体質や体調を判断する。また、東洋医学独自の腹診法もあ

          る。

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