夏の怪談は五臓の薬
稲川淳二さんをはじめとする怪談のプロ、又は、永久保貴一さんをはじめとするオカルト漫画家さん、又はホラー映画製作者さんらが、夏の間、どれだけの人の命を救ってきたか、大病の発症をくい止めてきたか… 良質な娯楽としての怪談が、いかに五臓六腑のバランスを整えてくれたか…
そのとほうもない偉業に、五臓六腑を愛する鍼灸師はしばし呆然としてしまいます。もう秋になりましたが、なぜ素晴らしいのか、を感謝とともに説明させていただきます!!なんなら、残暑の日に鑑賞するのも面白いかもしれませんね。
このコラムを読んで、夏の怪談を五臓の薬にする作戦を試したくなった方のために、良質の怪談や恐怖とは何だろうと考えてみました。
実は、この記事を書き始めた頃、五臓の知識を広めつつ読者の方たちを守ろうとする力が働いたようで… ホラー漫画雑誌をパラパラと立ち読みしていたら「むやみやたらに興味を持ったり、首をつっこんだり、心霊スポットや忌み地にわざわざ行ったりしてはいけない」というストーリーが沢山出てきたのです。本当に、その通りです。
なので、五臓の薬にもできそうな良質な娯楽としての怪談に共通する要素をまとめてみました。
・死者や死後の世界について畏れうやまう気持ちとほどよい親しみがあること
・見えない世界や霊能者について過大評価はしない、大げさにしすぎないこと。今生きているこの世のことを優先すること。スピリチュアル依存にならないこと。
・死者や生者が共に癒されること。どんなに恐い話であっても、根底には愛や救いや、光に向かう要素があること。時には愉快でアホなユーモアも良し。学びやハッピーエンドがあること。
…等々だと思います。
※ とはいえ、もちろん
・霊的なものに弱い時
・引き寄せてしまいそうな時
・こころ や からだ や あたまが弱ったり、疲れたりしている時…等
があてはまるなら、実践しない方がいいでしょう。ほどよく元気で、ちょっとした感情のアップダウンを楽しめる時にしてくださいね!! また、何度も言いますが「出る」ところでの肝試しなんて論外ですよ!!
次号に続く
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